信州まるごと健康チャレンジ2018の成果と、効果的な運動実践方法

2019年7月9日(火)にホテルメトロポリタン長野にて「信州まるごと健康チャレンジ2019」のキックオフ学習会を開催しました。

第2部では、松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子准教授を講師に、「健康チャレンジ2018の成果と効果的な運動実践方法」と題して、ご講演をいただきました。

講師:田邉 愛子 氏

(松本大学人間健康学部スポーツ健康学科 准教授)

田邉先生が教鞭をとる松本大学のスポーツ健康学科では、自治体や介護施設と連携した活動や、地域の子どもたちを対象としたスポーツ教室なども行っているそうです。

そしてこの大学は健康運動指導士の年間資格取得人数が日本一!教職員は指定の活動量計を身に着け、月別にトップ5人が発表されるというシステムを導入し、最近は競争激化でなかなかトップ5に入れないというエピソードを聞くにつけ、健康に対する並々ならぬ意気込みが感じられます。

さて、本日は先ず先生から昨年の「信州まるごとチャレンジ」の結果報告をお聞きしました。

その内容から少し抜粋すると次の通りです。

  • 参加者は、男性と比べ女性が2.4倍と多い。(今年は男性も頑張ろう!)
  • 北信地区の参加者がダントツで多い。(特に中信地区の皆さん、今年は頑張ってください!)
  • 参加者の平均年齢は56.6歳。年代別では70歳代が最も多い。
  • 全体の達成率は90%超!(すばらしいです)
  • コースの中でチャレンジが多かったのは、運動習慣に関することで全体の20%。
  • 9つのコース全てに取り組んだ方が4名いて、なんと全員が達成率100%!

参加された皆さま、お疲れさまでした。

続いては、本日の参加者全員で体操チャレンジの時間です。

健康で長生きするためには一人でしっかりと歩く習慣をつけなければいけません。先生によると、できれば1日に7,500歩あるくと健康リスクがぐっと減るという事です。

そして年齢が高くなるに従い大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が低下しやすいので、これを特に鍛えてほしいとのこと。また、高齢者の転倒は身体を動かしているときに多く、それは膝の下にあたる前脛骨筋を鍛えることで防止できるのだそうです。

こういった筋肉を鍛え、維持するための体操を、松本大学田邉ゼミの中から選りすぐった二人の学生さんとともに行いました。この楽しくて、簡単にできて、ちょっときつくて、でもそれが自身の運動能力をいつまでも維持し続けるのに必ず役に立つ体操は、今日の皆さんの貴重なお土産になったに違いありません。

この勢いで今年の健康チャレンジも頑張りましょう!